« 超獣戦隊ライブマン 音楽集 | トップページ | 吉成香 »

2005/05/11

【ウルトラマンダイナ】 第25、26話、移動要塞(クラーコフ)浮上せず!(前・後編)

 うろおぼえさんのブログで、『クラーコフ』の魅力が語られていますが、
大変共感しながら読ませていただきました。 それに「隠れた名シーン」と
書いていらっしゃる「ダイナ復活」、私もメチャクチャ感動しました。

 『クラーコフ』は、ダイナの中でも、スーパーGUTSの存在意義を最も強く
感じされてくれる物語ですね。パワフルで手に汗握る物語展開、見事なチーム
プレー…… 改めて観直してみて、ダイナは本当に素晴らしいと思いました。
このエピソードは、私のホームページでも取り上げていますので、
全体的なことについては、「前編」「後編」の感想を読んでみてくださいね。
で、今回、『君だけを守りたい』について、少しだけ追記したいと思います。


 誘導ミサイルに乗ったマイを勇気づけようと『君だけを守りたい』を歌う
リョウ。 続いて声を重ねるマイ…… 何度観ても涙が出る名場面です。
   リョウ 「マイ、闘うことに、もし理由があるならね、
        誰かを守るためだと思う。」
   マイ  「誰かを……守る?」
   リョウ 「みんなを守って。」

そして、平和を取り戻した後のシーンには、こんな台詞があります。
   コウダ 「こんなひとときのために俺たちは闘うのかもしれないな。」
   マイ  「大事な何かを守るため……」


 この話に込められたメッセージは、最終話、ヒビキ隊長の「不完全で
いいじゃないか」と並んで、ダイナの中でも最高に共感できるものです。
「大事な何かを守りたい」…… 結局、生きる原動力ってこれに尽きる
のではないでしょうか。 心から守りたい何かがあるからこそ、
強くなれる。頑張れる。そして充足した気持ちにもなれる。

 でも、人は、一人で何もかも守れるほど器用じゃないですよね。物理的にも、
精神的にも。  博愛って、理想としては素晴らしいけれど、あくまでも
教科書世界でのこと。 その点、「君だけを守りたい」にはリアリティが
あります。 この話はウルトラマンだから、「宇宙からの敵vs人類」という
えらく壮大な構図になっちゃってますが、これを日常に置き換えて考えると、
「各人が、心に秘めた"守りたい何か"のために、それぞれの持ち場で、自分に
できることを、挫けることなく精一杯やればいい」ということですよね。

 私は、こんなダイナのリアリティ、人間らしさが好きなんです。 
理想主義に傾くことなく、現実を見据えながらも、勇気と希望を与えてくれる
物語である…… これがダイナの最大の魅力だと思っています。


【おまけ】
 このエピソードではマイが一番オイシイ役でしたが、改めて観てみると、
リョウの冷静さもすごく光ってます。 とても素敵な先輩ですね。

 ラスト、ずっと気絶してたアスカは置いていく……なんて口々に言ってた
隊員たちですが、EDテーマ部分では、アスカも仲間入りして、みんなで
頭を叩きあいながら笑ってる。 本当にいい映像ですねー。
こんなカラリとした明るいチーム、大好きです!!


★ ダイナ過去ログ、リストはこちら

★ ティガ過去ログ、リストはこちら

line_1.gif

|

« 超獣戦隊ライブマン 音楽集 | トップページ | 吉成香 »

コメント

>「各人が、心に秘めた"守りたい何か"のために、それぞれの持ち場で、自分にできることを、挫けることなく精一杯やればいい」ということですよね。

ティガ/ダイナでの共通テーマですよね.ダイナ最終3部作でのダイゴの言葉を思い出してしまいました.

  ダイゴ「守るべき未来は、人それぞれにきっとあるはずだから.」
  ダイゴ「人としてできること、それは自分自身で決めるしかないんだ.」

 また,S-GUTSはプロフェッショナルの集団なので一般市民と扱いが違うのは当然とはいうものの,それでも実は,コウダたちが自爆攻撃を決意したり,尻込みする新人をビンタして危険な任務に向かわせたりと,別の意味でも物語がどこへ着地するのかハラハラもしていたんです.

 でも,そこで,「守りたい」ものが,大上段に構えた「お題目」や「大義」のためでなく,まず実感の感じられる「君」であるというところで血の通ったストーリーとか普遍的なリアリティとかに着地できたんじゃないでしょうか?.その辺のバランスが絶妙ですね.一歩間違えると危険な全体主義的滅私奉公礼賛にもなりかねないところを,ちゃんと踏みとどまっています.(いますよね?)

 やっぱり,「大事ななにか」が生きるための原動力になっているところがいいですよね.

投稿: うろおぼえ | 2005/05/13 04:54

うろおぼえさん、コメントありがとうございます。

>ティガ/ダイナでの共通テーマですよね.ダイナ最終3部作での
>ダイゴの言葉を思い出してしまいました.

 アスカと同じ悩みを抱えていたダイゴの台詞、説得力があります。
このシーン、2作品のつながりを強く感じさせてくれるものですね。
単なるファンサービスというレベルではなくて、
こういう物語の根幹に関わる部分でダイゴが登場してきてくれて
本当に良かったと思っています。

>「守りたい」ものが,大上段に構えた「お題目」や「大義」のためでなく,
>まず実感の感じられる「君」であるというところで血の通ったストーリーとか
>普遍的なリアリティとかに着地できたんじゃないでしょうか?

 映像作品を観るときって、無意識のうちに、自分を登場人物の誰かと重ねて
(一人だけとは限りませんが)、物語の中に自分の居場所を作ろうとする
ものなんですよね。 だから、誰もが経験するような普遍的なリアリティが
しっかり押さえられている話でなければ、感情移入しにくいし、
共感も生まれてこないのだと思います。

投稿: ミュウ | 2005/05/13 16:05

この記事へのコメントは終了しました。

« 超獣戦隊ライブマン 音楽集 | トップページ | 吉成香 »